group show : IKEDA Midori
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「ヒト科ヒト属ヒト,2016」
道内外アーティスト42人が参加
主催 帯広コンテンポラリーアート実行委員会
共催 帯広市、帯広市教育委員会
助成 公益財団法人道銀文化財団、公益財団法人カメイ社会教育振興財団

期間/2016年10月1日(土)~10月30日(日)
場所/帯広の森 帯広市西21条南6丁目

作品タイトル:「蘇生」 Resuscitation
素材:マスク(75枚)、金網、ヤマナラシ(枯れ木 20本)
展示サイズ:径 6.7m、高さ1.4m
*ヤマナラシの高さ 3~4m

制作意図
大気汚染が日本の社会問題になっていた1999年から、日本の保健用ガーゼのマスクを用いてアート活動を展開しています。マスクは「呼吸・大気・生命」といったことを、性別や年齢、国境をこえて容易に連想させる格好の素材と考えたからです。
森の樹木や世界中の行く先々の様々な物体にマスクをかけるという行為を介して、その時々の自然現象や社会の様相と向き合いつつ、悪化する地球環境の状況や生命の源である呼吸の重要性などを間接的に表現してきました。

マスクを円形にかけたこの作品は、私にとっては初めての形態となるものですが、マスクを<円形>にかけることで、私の思いは<より広く、より高く、拡散される>と強く感じたからです。
円陣を組んだマスクは、人類の甦生を願う私の、そして人々の思いの象徴です。

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