「ハルカヤマ藝術要塞,2013」 春香山麓で野外展ー道内アーティスト50人が参加 主催 ハルカヤマ藝術要塞実行委員会、春香山復活プロジェクト 共催 北海道文化財団、北海道新聞社 助成 公益財団法人 福武財団 期間/2013年9月8日(日)~10月5日(土) 場所/春香山(小樽)
作品タイトル:「アリス・再生」Alice’s Jeans 素材:木、紙(カラーコピー) サイズ:D W H 30~90cm の「大小15個 」の正立方体の箱
制作意図:デニムの布地の青い色や襞に魅せられて、油彩画を描き始めた1980年代から、作風を現代アートに転じる1990年代半ばまで、ジーンズをモチーフとして愛用していた。 私にとってのジーンズは、<青春の日々>や<若き情熱>の象徴。そのジーンズに、いま新たに<再生>の想いを託したい。
[参考] 2013年9月23日(月)アーティスト・トークの言葉 今回のこの作品は、とても個人的な作品と言えます。 かつて本郷新さんのアトリエがあり、ホテルがあったというハルカヤマの再生を願う気持ちに、自分のアート活動の初心に立ち返るという意味合いでの再生とを、掛けているからです。 今年は、50歳でそれまで勤めていた高校を退職してアーティストとしての道に踏み込んでからちょうど20年目の節目の年に当たります。 そんなことから、初期のころに若さや青春の象徴として用いたジーンズのモチーフを再び用いることで、再びの息吹を得たいと考えたのです。 瓦礫からのびやかに伸びるジーンズに、ハルカヤマのさらなる活性と、私の今後の新たな活動への期待を託したいと思います。 タイトルのアリスは、ルイス・キャロルのあの「不思議の國のアリス」で、もう一人の自分。つまり<アーティストとしての私>のことです。