field art works : IKEDA Midori
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Environmental Art TOKACHI
「とかち環境アート2003 十勝千年の森=水脈の森・万象の微風」
期間/2003年8 月10日(日)~10月19日(日)
場所/十勝千年の森

「石を聴く」
素材:ジーンズ・麦飯石(水を浄化、中和したり、匂いを吸収する能力のある石)
制作意図:ジーンズは私の心の代弁者として、ときには海になり山になりして20年以上にも
わたって私の作品に登場する重要なモチーフであるが、つまるところ、ジーンズは
「人間」そのものに他ならない。この作品でも、自然との融合を希求してやまない
「人間」の姿がある。遥かな太古の「石」の声に耳を傾ける真摯な「人間」の姿が ある

写真撮影:戸張良彦

「マスクツリー・Mask tree」
素材:マスク・樹木
制作意図:新型肺炎(重症急性呼吸器症候群=SARS)の発生、イラク戦争の勃発,自爆テロ
……いまここにきて、世界的に命の源としての呼吸の大切さが見直されている。きれ
いな酸素の重要性をいま1度確かめあい、人間が人間の呼吸を停止に至らしめるおぞ
ましい戦争行為なども含め、呼吸にとっての不健全な環境を排除し、未来に向けてで
きるだけ快適な環境を保持し続けていくこと。そうした石の表示を、国境を越えて子供
も大人もその使用目的は周知の医療用マスクに託して表現したい。
 なお、マスクツリーという命名はクリスマスツリーからきており、「人間の英知と良 心」の象徴としてのマスクをたくさん枝に吊り下げた<希望の木>という意味合いを 持っている。

写真撮影:池田緑

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